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イタリアいなかまち暮らし

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夫の歯。これまでの状態

夫の歯。これまでの状態

そもそも夫の歯は非常に悪くて、上の歯は親知らず1本以外全部差し歯である。
それらはブリッジで、根っこのある歯が根っこのない歯の差し歯を支えている。根っこのない歯は虫歯で抜いてしまった。残ったそのほかの歯も虫歯で削られたり、ブリッジのために削られた。
夫の現在70代の両親は、歯磨きの重要さを深刻に考えていなかったのか、子供のころからあまり歯磨きの教育を徹底していなかったようだ。夫も子供のころから小ずるくて、磨いているところを見せて実はまじめに磨いていなかった。また、同じように歯を磨かない人に比べて虫歯にやられやすい、もともと歯の弱い体質なようだ。歯軋りがひどかったのも悪い。20代のころにはもうボロボロだった。

まず、20歳のころ、朝起きたらいきなり右上の2番(前歯の隣)の歯がなかった。布団の中や床などを探したが見つからなかった。飲み込んだらしい。寝ている間歯軋りで折れたのだろう。気が付かない小さな虫歯があったのか、何もないのに折れるほど弱い歯だったのか。
そんな調子で上の歯は次々に虫歯にやられ、今の状態である。貧乏くさくも差し歯さえ満足に入れてなく、前から見えない上の奥歯の左右あわせて5本ほどは根っこもかぶせもないまったくの留守である。
2007年の3月には前歯8本が繋がったブリッジを新調してかぶせたばかりだった。

10年前、上の前歯2本の根っこにのう胞ができ、のう胞を取り除いて根っこを切る「歯根端手術」を受けた。

歯の根っこののう胞とは何か。
虫歯の治療で「歯の神経を抜く(抜髄)」というのがある。歯の根っこの中に入っている髄と神経を取り除くことだ。そして残った神経の切れ端や虫歯菌にやられた部分をきれいに取り除いて、消毒して、詰め物を詰めて、きっちり封をして、義歯をかぶせる。この際に、ばい菌が取り残されてしまったり、唾液などから新しくばい菌が入ったりしたまま封じ込められてしまう場合がある。同時に、血管や神経などがきれいに掃除されずに残っていると、それがばい菌のえさになってしまう。
どんどん繁殖したばい菌が奥へ奥へと入っていって、根っこの先端から出てきてしまって、袋状になって歯茎の骨の中に育ってしまう、それがのう胞らしい。非常にむづかしくて理解しにくかったがインターネットで読む限りは(おおざっぱだが)こういうことらしい。

これを治す「歯根端手術」というのが、歯茎を切って歯茎の骨を開けて、のう胞を取り出す。さらに原因となった歯の根っこの先を切って、切ったところからちょっと中まで入って消毒し、詰め物を詰めてふたをする、という、歯の側からする治療と同じことを反対の根っこ側からするような手術だ。
この手術を夫は10年前に受けていた。

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